ママが働きやすい環境が整っている。
ーまずは、お二人が介護のお仕事をめざされたきっかけを教えてください。
氏家:母が看護師だったこともあり、看護師になろうと思っていました。ただ、人生を重ねていくうちに、もっと、生活の場に寄り添ったお仕事をしたいと思い始め、介護の道へ進むことに決めました。
上坂元:私は、もともとこの若竹大寿会でリハビリスタッフとして働いていたんです。その中で、介護職員が協力し、ご利用者さまのケアについて意見交換をする姿を見て興味をもち、リハビリスタッフではなく介護に携わりたいと思ったのがきっかけでした。
ーヘルプステーションでのお仕事を教えてください。
上坂元:ヘルプステーションはフロア業務とは少し離れて、いろいろなフロアの補助にいくようなお仕事を担っています。緊急の病院受診の対応なども、私たちが付き添うことが多いですね。
氏家:いまこのフロアの人員が不足していて困っている、というような情報を集めて、毎日ヘルプステーションのメンバーで相談しながらその日のスケジュールを決めて動いています。
ーヘルプステーションは初めからあったのでしょうか?
氏家:いや、いつだったかな?
上坂元:4年目くらいかな?
氏家:子どもを産んだ後、常勤の介護スタッフとして働くことが難しい人たちに向けて、当時の介護主任が作ってくれたんです。
ー実際の現場の声から生まれた部署なんですね。
上坂元:そうですね。ママが働きやすい部署ができたよ〜というような感じで声をかけてもらいました。
氏家:いろんな部署の働くママが集まっている感じです。
上坂元:時短勤務もさせてもらっていて、子どもが3歳になるまでは6時間勤務で良いのでとても助かっています。
子育てと介護を両立させることで見えてきたこと。
ー時短部分以外も、働きやすいと感じている部分はありますか?
氏家:やっぱり通常のフロアで勤務していると、時短勤務を採用してもらっているとはいえ、上がりづらい空気はあったんですよね。ナースコールなどは止むことなくなり続けるわけですし。でもヘルプステーションでは、みんなが働くママなので、「お迎えの時間大丈夫?」と、お互いが支え合えている部分は、とても働きやすいですね。
上坂元:仕事の部分以外でも、子育てに関する相談とかできるのも、ありがたいポイントですね。
ーママになってから介護に対して気持ちが変わった部分はありますか?
上坂元:お年寄りは昔できたことができなくなっていく、反対に子どもは徐々にいろいろなことができるようになっていく、そういうのを見ていると、いのちの繋がりを感じるようになりましたね。
上坂元:子どもができるまでは1日仕事で追われて…ということが多かったんですけど、子どもと触れ合っていく中で、気持ちに余裕が生まれて来て、介護の現場でも声かけなど、これまでできていなかった一歩踏み込んだ介護ができるようになったと感じています。
氏家:うんうん、わかる。
氏家:だからこれからママになってヘルプステーションに来るスタッフの方にも、積極的に声かけを意識していきたいですね。
上坂元:先輩として。
氏家:(笑)
上坂元:子育てとの両立が難しいとわかっている私たちだからこそ、できる限り次のママたちにはサポートしてあげられるようになりたいです。
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