介護職の「やりがい」とは? 若竹大寿会の職員が語る本音シリーズ その① 「ありがとう」の一言が原動力になる

2025年5月24日

介護の仕事は決して楽ではありません。

それでも、多くの職員がこの仕事を続ける理由は、「やりがい」を感じる瞬間があるからです。

若竹大寿会では、「人を幸せにする介護」を理念に掲げ、職員が誇りをもって働ける環境を整えています。

今回は、実際の職員の声を交えて、介護職のやりがいについて考えてみます。

 

「ありがとう」の一言が原動力になる

 

介護の仕事には、身体的にも精神的にも大変な場面が多くあります。

しかし、利用者様からの「ありがとう」という言葉が、そのすべてを報われる瞬間になります。

ある職員はこう語ります。

 

介護の現場では、一人ひとりのご利用者様との関わりが積み重なり、小さな変化に気づくことで大きな喜びを感じる瞬間があります。

これは、ある認知症のご利用者様との日々のケアの中で職員が経験した、忘れられない出来事です。

 

 

その方は、認知症の進行によって言葉を発することがほとんどなくなり、表情も次第に乏しくなっていました。

それでも、毎日の食事介助、着替えのお手伝い、歩行のサポートなどを通じて、職員はできる限り寄り添い続けていました。

 

ある日のこと。

 

夕食後、職員がいつものように口元をそっと拭い、ベッドへ案内しました。

その間も、ご利用者様は静かなままで、特に目を合わせることもありませんでした。

「今日は暖かいですね。気持ちよく眠れそうですね。」

職員がそう声をかけながら毛布を整えたとき、突然、弱々しくもはっきりとした声が聞こえました。

 

「ありがとうね」

 

一瞬、職員は動きを止めました。

いつもと変わらぬ日常のケアの中で、思いがけずご利用者様からの言葉が返ってきたのです。

「…いえいえ。ゆっくり休んでくださいね。」

職員はそう答えながら、胸の奥が熱くなるのを感じました。

何度も支えてきた中で、言葉にならない想いが、この一言に凝縮されていたのだと思います。

 

介護の仕事は目に見える成果がすぐに現れるわけではありません。

しかし、こうした瞬間が積み重なることで、介護職員の原動力になっているのです。

 

このエピソードのように、介護の仕事には何気ない日常の中に深い「やりがい」があります。

若竹大寿会では、こうした小さな感動を大切にしながら、人を幸せにする介護を目指しています。

あなたも、この仕事の魅力を感じてみませんか?

 

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